自分では知らないこともある
人によって浮気されたときの衝撃・悲しみ・怒りといった感情の感じ方には差があります。
「そうなんだ、ふーん」程度の感想で終わる人もいれば、「絶対に許せない」と怒り苦しむ人もいますし、浮気された自分を更に責めて最終的には命を絶ってしまう人までいます。
人によって浮気されたことへの関心の度合い、衝撃などが全く違うのです。
ですから、浮気後の対応を型にはめて相手に押し付けることはできません。
本命だから自信をもって!と言われたところで、人によっては「本命なのに浮気をされた」ことにショックを受ける人もいるでしょう。
もしかしたら逆に自分が遊びだったのだと言われた方がすっきりするという人もいるのかもしれません。
自分の感情と周囲の助言を考慮しよう
あくまで大切なのは浮気された後はこうしなければならないと思い込まないことです。
許さなければならない、許してはならない、そんな風に白黒つけられることばかりではありません。
あなたが許したくないと思えば、いつまでも許さなくていいし、周りが何と言おうと自分は許したいと思うのなら許してもいいのです。
ただ、自分で決めるべきなのは当然として、周囲の意見に一切耳を傾けないというのには問題があります。
例えばあなたが浮気された夫だとして、初めての浮気だし妻の不貞を許したいと思った時、周囲の人々に口々に「やめておけ」「あの女性は以前から浮気を繰り返している」と言われたとします。
そんなときに周囲の耳が痛い意見には一切耳を傾けずに復縁を選ぶことには賛成できません。
耳が痛い意見もすべて聞き、聞くだけでなく自分の中でその意見を噛みしめて納得させてから判断するのでないと、再度浮気されたときにはあなたに味方する人は激減してしまっていることでしょう。
あなた一人では上手くいかない世の中
この世には妻や夫以外にも大切な存在はいるはずです。
場合によっては利害関係が生じる妻や夫よりも、自分の親兄弟や長年付き合ってきた友人の方があなたのことを深く考えてくれている場合があります。
多くの人々から意見を聞くこと、そして聞くだけで聞き流さずに聞いた情報を吟味して自分の中で理解することによって、より正しい判断が出来るようになるはずです。
それができないなら、正面から真実を知る痛みに耐えられないのなら、結局あなたが愛しているのは復縁したい相手ではなく自分だということになってしまいます。
浮気の許し方は、相手の意見を聞き、周囲の意見を聞いたその上で、自分の本当の声を聞くことです。
心から許せると思う時以外、軽はずみに許せるというべきではありません。
もともと人を許すということは、とても難しいことです。
あなたが相手を許せないからと言って心が狭いなんてことは決してありません。
自分に正直に生きることは何より難しいかもしれませんが、浮気と言う大きな出来事に直面した時にこそ、本当の気持ちを大切にしなければならないのです。
浮気を許すということは、相手ではなく自分の心と対面することが重要なのです。
周囲に味方を作らないと発生する問題とは
→親に、すぐ相談。浮気問題を一人で抱えると起こる被害