浮気の決定的な写真を撮るうえでの注意とポイント

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浮気の決定的な写真を撮るうえでの注意とポイント

離婚裁判で、相手の「不貞(浮気)」を理由に別れを切り出す場合には、「不貞行為(パートナー以外の男女の性交渉行為)」が、一度ならずも何度もあったことを確認できる場合だけをみとめています。

 

万が一、パートナーが、浮気相手に性交渉をした証拠を集めたつもりが、どれも決定的ではないと判断されてしまった場合は、「離婚をする理由」としては不十分とされます。

 

しかし「慰謝料の請求」を請求することが可能でその金額が不貞の内容によって変化します。

 

ポイントは複数の情報を掛け合わせること

浮気相手と一緒の写真

(1)パートナーと浮気相手が一緒に、ラブホテルに入る瞬間、もしくは出る瞬間の写真
(2)パートナーと浮気相手が一緒にいて、自動車の車中において性交渉をしている写真
(3)パートナーと浮気相手が一緒にいて、あなたの自宅において性交渉をしている写真

 

上記(1)は、「不貞行為(性交渉)を確認、ないしは推認できる証拠」となります。
(2)から(3)の写真はそれぞれ、決定的な不貞行為の証拠とみなされます。
ラブホテルに男女が2人だけだ入るというのは、性交渉以外の目的を考えにくいものです。

 

そのために、ラブホテル周辺で、浮気相手だと推測される相手を伴って入館、退館された瞬間を撮影されるというのは言い訳ができないことです。

 

(このテキストを読んで、「そのつもりはなかった」と思われている方は十分に注意しましょう)
ですが、1枚だけでは「1度だけでなく複数回あった」ということを証明するのは難しいでしょう。

 

ラブホテルをあえて避ける人もいます。
代わりにシティホテルや、ちょっと高級なホテル、相手の自宅など、パートナーにばれたときに「仕事の打ち合わせをしていた」などと言い訳が考えられるような場所を選んでいることもあります。
そのような場合には下記のような写真を用意します。

 

また、写真を撮影するとなると、デジタルカメラを用意しがちですが、残念ながらデジタルカメラでは画像の編集や加工、修正が簡単にできてしまうために、証拠能力としては弱く、状況証拠とされてしまう場合がほとんどです。

 

ただし、デジタルカメラの写真でも証拠がないよりはましで、写真に年月日時分が入っており、写真に連続性があれば、不貞の証拠として認められることもあります。

 

万全を期すためには、「写るんです」などのアナログな撮りっきりカメラを用意しておくことです。現像が必要な写真で、加工が難しいアナログの写真の場合であれば、証拠能力が高まります。

 

(4)パートナーが相手の自宅に入り、出てくるところを撮影する。
この写真は何度も行われているという事実を補強するためのものなので、何日分も撮影をしておく。また旅行中の写真なども「不貞行為をしたであろうと推測される写真」として扱われます。

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