葉月里緒菜
魔性の女
親の仕事の関係で10歳から高校2年生までをアメリカ合衆国のシカゴで過ごした帰国子女で、バイリンガルを売りに登場した女優の葉月里緒菜さんは、凛とした美しさとは反対に次々と有名男性をとりこにしたことから、一部のマスメディアから「魔性の女」と呼ばれるようになりました。
1995年に映画『写楽』で初主演した縁で、共演した俳優の真田広之さんとの不倫が話題となりました。
その際に『週刊朝日』のインタビューで、「恋愛相手に奥さんがいても平気です」と答えたことをきっかけに、「魔性の女」と呼ばれて、以降、激しいバッシングを受けるようになりました。
一方の真田広之さんは、葉月里緒菜さんとの密会現場が1996年に写真週刊誌に掲載されたことを契機に、妻である手塚理美と別居を始め、1年後の1997年に協議離婚をし、その慰謝料は1億円にも上ったとされています。
英語をはじめとした語学能力にも秀でており、海外での仕事にも多数出演しています。
イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演『リア王』に唯一の日本キャストとして出演し、多大な評価を得ました。
その演技力と共に日英両国の文化交流の架け橋としての功績を評価され、同国の女王エリザベス2世より名誉大英勲章第5位（Honorary Member of the Order of British Empire: MBE）を授与されました。
現在はロサンゼルスを拠点を移して、アメリカでの映画に多数出演し、経験を積んでいます。
女優業の復帰へ
1997年には、今ではメジャーリーグで大活躍をしているイチロー選手との熱愛が発覚しました。
1998年には、篠山紀信さんによる撮影でヌード写真集を出し、胸元もあらわにした話題となりました。
そして、お笑い芸人のナインティナインの岡村隆史さんが猛烈にアプローチするも、残念ながら振り向いてもらえませんでした。ところがここで急展開がありました。
同じ1998年に、ハワイ州在住の寿司職人のギャレット・ウォンさんと出会って3週間で、しかも葉月さんからの猛烈なアプローチで電撃結婚をし、世間を驚かせました。ところがわずか2ヶ月で離婚しました。
この当時の芸能人の結婚期間の最短記録を更新しました。
その後、2004年には別の男性と再婚しました。同年11月に長女を出産しました。
この頃にようやく「魔性ぶりが消えた」と言われるようになりました。
テレビ関係者の話によると、育児を中心に仕事を入れているので、たまに単発物の仕事をするくらいだといわれており、現在では子育てはひと段落しているが、女優業への本格復帰はしていません。
しかし、葉月さんの全盛期を知っている人たちが、「今ならばうちで上手に使えるのではないか、ぜひ会ってみたいと思っているテレビ関係者が多い」とオファーを出しており、今後の活躍が期待されています。
