夫婦の愛情が冷める「産後クライシス」

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夫婦の愛情が冷める「産後クライシス」

夫婦の間に赤ちゃんが誕生するといえば、結婚式とともに人生の幸せの象徴として語られる一大イベントです。きっと人生で最も写真を撮る時でもあるでしょう。

 

ところが、赤ちゃんが誕生するとともに、夫婦の絆にヒビが入りやすいということが、高い確率で起こりうる事実として判明しました。
さらにそのヒビは主に奥さんが強く感じ、旦那さんが気付けずにいると二人の関係は時が経つごとに悪化の一途をたどります。

 

産後クライシス

2012年9月5日NHK総合テレビの朝の情報番組『あさイチ』で、赤ちゃんが生まれた後に夫婦間の仲が急速に冷え込むこの状況をテーマを取り上げました。
その番組の中で「産後クライシス」という言葉が生まれました。

 

通信教育や教育、育児、シニア介護の出版物を発行している株式会社ベネッセコーポレーションの研究所が、まさにそれを証明する調査を行っています。

 

2006年から2009年の4年間、初めて子どもを持ったカップル288名を対象に、妊娠期-出産-育児期にそれぞれ配偶者に対する愛情テストを行いました。

 

妊娠した段階では夫も妻も70%以上が相手に愛情を感じています。しかし、子どもが誕生すると愛情を感じる割合が急速に下がっていきます。

 

子どもが2歳のときの夫から妻への愛情は50%に、しかし妻から夫へはなんとたったの30%しか愛情を感じていないというのです。

 

出産後に夫婦の愛情が下がるという調査は、御茶ノ水女子大学の菅原ますみ教授も行っています。
教授によれば、出産後にいったん開いた夫婦間の愛情ギャップは、その後ほぼ埋まることがないのです。

 

特に女性は子どもが思春期に入り接し方が難しくなると、夫への愛情がさらに下がるのだそうです。
こうして、一生を通じて上がるケースはほとんどないという調査結果を報告しています。

 

東レ経営研究所の渥美由喜さんは、ライフステージにおける女性の愛情配分の変化をグラフにしていました。それによると、結婚直後までは女性の愛情をほぼ独り占めしていた彼氏・夫への愛情が、子どもの誕生と共にガクッと急激に下がります。

 

その後は徐々に回復をしていくのと、さらにゆるやかに下がるのと二極化します。
そして、低迷している人たちの70%は「いずれ離婚をしたいか」という質問に対して「したい」と回答しています。
さらに子どもが思春期に入って手に負えなくなったり、介護をする必要ができたりして妻の負担が増えたところで,この「離婚」のカードが切り出されることが多くなるのです。

 

夫に興味を持たなくなる妻と、浮気する夫

夫への愛情がさめていく夫に対し、夫は他に愛情を求めるようになり、浮気をするケースがあります。
妻は育児に必要な経済的な援助を必要とするために、形だけの夫婦関係を続けているケースも多く、夫の容認していることもあります。

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