あなたは本当に愛を知ってる?
この世には自分の愛情を複数の女性に均等に与えられると豪語する男性がいます。
彼らはいつでも口をそろえて言うのです、妻も浮気相手も同じくらい愛している、と。
しかし、そんなことは九十九パーセント詭弁に過ぎません。
大体話を聞いていると、彼らがどちらに重点をおいて付き合っていたのかが見えてくるものです。
たとえば妻も浮気相手も愛していると言っていたのに、妻にじゃあ離婚だと言われた瞬間に浮気相手を捨てて元に戻ってくれと泣きつく男もいます。
逆も然りです、妻を愛していると言いながら、遠まわしに浮気を許さない妻を責めて浮気相手を認めてくれと言い出す男も当然いるのです。
愛することの難しさ
本当に愛情深い人ならば多くの人間を同時に愛せるのかもしれません。
ただ少なくとも多くの人々は目の前の相手を愛するので精一杯です。
そしてそれすらうまくいかずに苦しむ人が多いのです。
人を愛するということは思いのほか難しいことです。
彼らは果たして人を愛することの尊さを知っているのでしょうか。
妻も浮気相手も愛しているのなら、何故二人とも傷つけるような手法を取るのでしょう。
どちらも同じ位愛しているのだと言いながら、なぜ片方を貶めたり切り捨てたりしようとするのでしょう。
愛は愛でも自己愛
愛情を誰にでも分け与えられるということは、暴論かもしれませんがイコールで自分が愛しているのは自分だけ、自分以外誰一人愛していないと置き換えても問題ないのです。
少なくとも複数の女性を手玉にとってこの手の主張を繰り返す男は多くの場合自分のことしか考えていません。
自分さえ楽しくておいしい思いができたらいい…
しかしそんな本音を口にしたら誰からも相手にされなくなりますから、美しく耳触りの良い言葉で自分も相手も騙しているのです。
それは、愛という高尚なものでなくただの自己愛です。
あれもこれも欲しいと床に転がって泣きわめく子供のわがままと同じなのです。
私たちを守ってくれる?
人は基本的に無力で、たった一人の手で守れるものは少ないのが現実です。
もしあなたの浮気相手や旦那がどちらも愛しているといけしゃあしゃあ言うのなら、そこまで言うなら守れるだけの力を見せてもらいましょう。
養育費や慰謝料をキッチリ払いきれるのか、浮気相手から慰謝料を請求されても渋らないのかどうかを。
口だけの守るにも愛にも価値がないということがわかるまで、この手の男は浮気を繰り返します。
見かけだけの優しさや愛情に騙されないように、しっかりと真実を見極める目を持ちましょう。