「男性脳」で考える生存本能の浮気
人間が動物であり、男性と女性という2つの性があり、その2つの性が合わさることで初めて自分の子どもが生まれるという仕組みがある以上、前提としておかなくてはならない生命の目的があります。
- 個体として自分自身が生き残ること
- 自分の遺伝子を後の世代に残すこと
その方法として、
- 男性と女性が性行為をする必要があること
- 1度の性行為で子どもが授かるよりも、複数の性行為を重ねた方が子どもが授かる確率が高いこと
- 女性は妊娠をすると、その子を体内で育てるのに約10ヶ月の月日が必要だということ
- 妊娠中の女性と性行為を重ねても、母体の赤ちゃんの数が増えるわけではないということ
- 出産後は女性ホルモンの影響により、女性は男性よりも子どもに対しての関心が高くなり、性生活が希薄になりがちだということ
- 一人の女性と性行為をするよりも、複数の女性と性行為をした方が、男性が自分自身の遺伝子を残すということにおいてより効率的がよいこと
- 自分自身の遺伝子を残すために、女性は妊娠適齢期である方が確率が高いこと
が考えられます。
男性脳の考え
つまり男性は「性行為の回数を多く行うことで、できるだけ多くの回数女性に妊娠させ、その中から優秀なものだけが生き残ってほしい」という生物本能を持っていると推察できます。
その女性は回数だけではなく、人数とすると、さらに多くの子どもが望めるというわけです。
ざっくりと言ってしまうと質より量の時代です。
しかし、女性側は異なります。
かつて女性は出産を自らの生死をかけて行ってきた歴史があります。
出産という行為のリスクを考えると、よりよい種を受けて、母子ともによい環境で妊婦時代を過ごすことという、量よりも質だと考えています。
この考え方の違いが、トラブルの元となっていると考えられるでしょう。
そして、現在は、あえて二択で言うと女性側の元に日本社会が出来上がっているといえるでしょう。
一夫一婦制であるために女性の身体をいたわり、出産にはよりよい環境で、できるだけ良い子を生むための努力をします。
全ての命が等しく平等である限り、男性脳の考えに沿ってしまうと多すぎる子どもは異常に人口を増やしてしまうことになります。
しかし、女性の結婚時期が遅くなっており、それにつられて妊娠や出産年齢が高まっていることや、都心部を中心とした子育ての難しさなどから女性脳の考えに合わせた社会づくりには、まだまだ改善が必要だと思われます。