同性同士の浮気なら許す男性

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同性同士の浮気なら許す男性

最近はバイセクシャル(両方の性別の人を愛せる人)やホモセクシャル、レズビアン、ゲイなどの同性愛などなどLGBTへの差別や誤解をする人が少なくなり、そのせいか都心部を中心に自分の性的趣向をはっきりという人が増えてきたように感じられます。

 

同性同士の結婚もヨーロッパ各国、アメリカ、南米各国を中心に認められている国が増えてきています。

 

さて、そんななかアメリカのテキサス大学で、バイセクシャルにまつわる研究が発表されました。
進化心理学の博士課程に在籍するジェイム・コンファー(Jaime Confer)さんたちのグループは、700名の大学生の男女を対象とした調査で、男性は女性同士の浮気に寛容であり、女性は男性同士の浮気に厳しいことを明らかにしました。

 

研究方法は以下の通りです。
被験者が「3カ月間以上交際しているパートナーを持つ人に、その人が浮気をしたらどう反応するか」を調べました。
交際相手が1人と浮気した場合や、複数人と浮気した場合、1回の浮気や、複数回におよぶ浮気など、さまざまな状況を想定してもらい聞き取り調査をしました。

 

その結果、浮気相手の人数や浮気の回数にかかわらず、男性被験者がもっとも大きな反応を示したのは、浮気相手の性別だったとのことです。
浮気相手の性別が異なることにより、により「許す」被験者と、「許さない」被験者の割合に、大きな差が生じました。
女性被験者の場合は相手の性別に関係なく、どちらの場合も「分かれる」と回答する人が多くいました。

 

男性が被験者の場合、浮気相手が女性の場合には、50%が「交際を続ける」と回答しました。
しかし、浮気相手が男性の場合には、「交際を続ける」という被験者は22%に下がりました。

 

一方、女性の被験者では、交際相手が女性と浮気した場合には、28%が「交際を続ける」と回答しました。
浮気相手が男性の場合も、交際を続ける被験者は21%だったそうです。

 

この結果について研究者チームは、「女性と浮気されても子どもができることはないが、男性と浮気されたら子どもの父親がわからなくなる」という生物学的な理由が背景にあるのではないかと考えています。
また、パートナーと他の女性との関係については「複数の女性と同時に性交渉をできる機会」ととらえている可能性もあると考えています

 

また、女性にとってはパートナーの男性との浮気は「現在の関係に満足していないことの現れ」であり、「自分が捨てられる前触れ」だととらえられると考えられるそうです。
つまり、捨てられるくらいならこちらから別れてやる、と考えるわけです。

 

一般的には、男性と女性とでは、男性の方が同性愛に否定的な場合が多いと言われており、女性の方が同性カップルの市民権の支持者が多いという現実があります。

 

現実はこの調査結果と真逆であることを考えると、非常に興味深い結果だと言えます。

 

論文は『Personality and Individual Differences』誌に掲載されています。

 

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