慰謝料は離婚しても・しなくても請求できる
メディアやインターネットの普及により一般人にも広く知られることになった、慰謝料。
もちろん詳しく慰謝料が何かを知っていると言う方の方が多いとは思いますが、時々慰謝料というものがどういうものなのかを全く分かっていらっしゃらない方もいらっしゃいます。
時には女性側が絶対にもらえるものだと思っていたり、ひどく少額の請求で済むと思っていたりといったケースも、数は少ないながらも見受けられます。
慰謝料とはわかりやすく説明すると、不倫などの不貞行為によって負った精神的なダメージをお金に換算して請求するものです。
明らかに目に見えるダメージだけでなく、目に見えない心のダメージについても証拠があれば請求することができます。
浮気による慰謝料の多くは、後者の目に見えないダメージに関するものが多いです。
男性でも女性でも関係なく浮気の慰謝料は請求されます。
浮気をされた側が浮気をしたパートナーおよび既婚者と知りながら付き合った浮気相手を訴えるのが一番多いパターンです。
ちなみに慰謝料は離婚しても、離婚しなくても請求できます。
この場合離婚する場合と比べて、離婚しないで請求となると慰謝料は少なくなるのが普通です。
慰謝料の金額はまさにピンキリです。
例えばですが、芸能人の慰謝料は膨大な金額であることが多いですよね。
これには理由があって、人気商売である芸能界では離婚によって営業に差し障る場合が想定されます。
その被害も込で慰謝料を請求することになるのです。
このように、慰謝料は夫婦のバックヤード込で適正な金額が裁判所によって導き出されます。
相手の言い値より安くなる場合もあれば、言い値通りで請求される場合もあります。
浮気した側の行為が悪質であり、証拠もきっちりと揃えられていたときは、一般人でも一千万近い慰謝料の請求が認められたケースもあります。
ただ、大抵は１００万～３００万位の価格帯の金額請求が多いようです。
もちろんそれよりも少ない支払い請求になることも多々あります。
浮気のダメージをお金に換算するのです。
慰謝料をなるべく多くとろうと思うなら、同時に証拠も多く集めないといけません。
相手の非を示す証拠が多ければ多い程、相手から確実に取れる金額も上がります。
また、慰謝料は結婚生活の長さプラス不倫相手との付き合いの長さも重視されます。
どちらも長ければ長い程、額が上がっていくことになるのです。
ですから新婚時の一晩の過ちなどは、多くの場合慰謝料を請求するためにかかる費用の方が慰謝料を上回る可能性が高いです。
慰謝料を請求したいなら、まずは法テラスなどで気軽に相談してみると良いですよ。
